就学援助についてインターネットで検索していると就学援助はずるいというのを知恵袋などネットの感想として見かけることがあります。
就学援助制度自体は、下記の通り、学校教育法第19条で規定されている制度ですので、就学援助を申請し、審査が通って認可されれば、誰でも受けられる制度です。
学校教育法第19条において、「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。」とされています。
就学援助制度について
それではなぜ「就学援助はずるい」と感じる人がいるのか?についてこの記事ではネットでの口コミ等からまとめてみたいと思います。
就学援助はずるいのでは?と感じる人の中には、就学援助をもらっている近所のママさんの行動・言動によることが大きいようです。
就学援助をもらっていて生活が苦しいのかな?と思えば、給食費がタダだからと外食に結構行っているらしい
就学援助をもらっているのに家の車は外車・・・
就学援助ってよっぽどの貧乏・困窮していなければ受けられないんじゃないの?
何か不正受給でもしているのではないか…ずるい・・・?
といった感じでしょうか。
ただ、就学援助はよっぽど困窮していないともらえないと思うのは正しくない場合があります。
自治体、世帯人数によって年収500万円、年収600万円の世帯でも受けられる場合があるからです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
年収500万円・600万円で就学援助は受けられない?自治体・世帯人数による
また、家計のお金の使い方は実際にはその家庭によったりしますので、外食費だけは他の家庭よりも多いがそのほかの費用はかけていない場合もあります。
家の車が外車を所有していてもその家庭が裕福であるとは限りませんし、就学援助制度は世帯の前年度の所得で決まりますので、自治体の審査基準によってもらえる、もらえないが決まります。
持ち家と賃貸の場合でも基準所得額が変わる自治体もありますので、一概に不公平といったことも言えません。
また、持ち家で住宅ローン控除を受けている人は、就学援助以上の恩恵を受けている場合だってあります。
もしもうちはかなり経済的に楽じゃないけど、就学援助ってかなり貧乏じゃないと認められないのでは?と思っていたら、こちらに就学援助の年収目安などをまとめていますので、参考にしてください。