就学援助率の推移と都道府県別の割合
経済的な理由により小学校や中学校への就学が困難な児童・生徒の保護者に対して、国や地方公共団体が学用品費や給食費などの必要な費用を援助する制度である、就学援助制度。
文部科学省が公表した最新情報により、就学援助率の推移や都道府県別の割合をまとめました。
就学援助率の推移
令和4年度の全国平均の就学援助率は 13.96% でした。これは、小中学生のおよそ7人に1人が就学援助を受けている計算になります。全国で支援を受けた子どもの数は約 126万人 です。この数字を見て、多くの家庭が援助を必要としていることがわかります。

都道府県別の就学援助率
就学援助率は、地域によって大きな違いがあります。以下のデータはその代表的な例です。
- 高知県: 25.48% (全国で最も高い)
- 沖縄県: 23.63%
- 山形県: 6.93% (全国で最も低い)
- 静岡県: 8.00%
自分の住む地域が全国と比べてどうなのか、都道府県別の就学援助率の表は以下になります。
| 都道府県 | 就学援助率 |
|---|---|
| 北海道 | 17.45% |
| 青森県 | 16.46% |
| 岩手県 | 12.50% |
| 宮城県 | 13.11% |
| 秋田県 | 13.07% |
| 山形県 | 6.93% |
| 福島県 | 12.20% |
| 茨城県 | 8.18% |
| 栃木県 | 8.60% |
| 群馬県 | 8.76% |
| 埼玉県 | 12.21% |
| 千葉県 | 8.70% |
| 東京都 | 15.48% |
| 神奈川県 | 13.38% |
| 新潟県 | 15.82% |
| 富山県 | 8.12% |
| 石川県 | 12.74% |
| 福井県 | 8.48% |
| 山梨県 | 9.48% |
| 長野県 | 11.31% |
| 岐阜県 | 8.47% |
| 静岡県 | 8.00% |
| 愛知県 | 10.48% |
| 三重県 | 12.90% |
| 滋賀県 | 11.71% |
| 京都府 | 16.41% |
| 大阪府 | 18.30% |
| 兵庫県 | 12.99% |
| 奈良県 | 12.82% |
| 和歌山県 | 15.35% |
| 鳥取県 | 15.33% |
| 島根県 | 15.21% |
| 岡山県 | 13.89% |
| 広島県 | 20.13% |
| 山口県 | 16.95% |
| 徳島県 | 12.58% |
| 香川県 | 14.40% |
| 愛媛県 | 13.15% |
| 高知県 | 25.48% |
| 福岡県 | 20.76% |
| 佐賀県 | 12.76% |
| 長崎県 | 17.88% |
| 熊本県 | 14.85% |
| 大分県 | 16.76% |
| 宮崎県 | 16.30% |
| 鹿児島県 | 22.00% |
| 沖縄県 | 23.63% |
就学援助制度とは?
この制度は、経済的に厳しい家庭の子どもたちをサポートするものです。学用品や給食費が支給されることで、教育を受ける権利が守られます。「家計が苦しいから」と学校生活に必要なものをあきらめなくても済むようになっています。
文部科学省の取り組み
文部科学省は、経済的に厳しい家庭が増えている現状を踏まえ、支援体制を強化しています。
支援が必要な理由
最近では、物価が上がったことで、さらに多くの家庭が支援を必要としています。地域によって支援の状況は異なりますが、国や自治体が協力してサポートを広げることが求められています。
資料元
この記事の情報は、文部科学省が公開しているデータに基づいています。詳しい情報は、以下のリンクから確認できます。
まとめ
就学援助率は、子どもたちの教育を支えるための大切な指標です。この数字は、地域ごとの経済状況や支援の取り組みを映しています。この記事が、就学援助についての理解を深める助けになれば幸いです。

