就学援助の申請忘れはどうなる？さかのぼって支給される？

就学援助は、経済的な理由で学用品費や給食費の負担を軽減するために設けられた制度です。

しかし、申請期限を過ぎてしまった場合や、申請を忘れてしまった場合にはどうなるのでしょうか？

この記事では、就学援助の申請に関する重要なポイントを解説します。制度を活用して、お子さんの教育環境をより良いものにするために、ぜひ参考にしてください。

就学援助の申請忘れどうなる？

就学援助は、経済的な理由で学用品費や給食費の負担を軽減するための制度ですが、申請期限を過ぎるとどうなるのでしょうか？

就学援助は、経済的な理由で教育費の負担が困難な家庭に対して、学用品費や給食費などを援助する制度です。しかし、申請を忘れてしまうと、受給の機会を逃すことになります。以下に、申請忘れに関する重要な情報をまとめます。

基本的には、申請期限を過ぎた場合には、その分の就学援助を受けることはできません。

就学援助制度において、申請期限を過ぎた場合でも申請が可能です。ただし、いくつかの重要な点があります。

年度途中の申請: 多くの自治体では、年度途中でも随時申請を受け付けていますが、申請日を基準に認定日が決定されます。

申請した月からの支給、もしくは申請月の翌月からの支給となることがほとんどで、申請前の月に遡っての支給は行われません。

生活状況の変化: 生活環境が大きく変わった場合（例えば、失業や病気など）には、再申請が認められることがあります。この場合、必要な書類を添えて申請を行う必要があります。

生活状況の変化や特別な事情がある場合、自治体によっては再申請や途中申請が認められることがあります。正直に事情を話し、相談してみましょう。

申請書の提出: 申請書を記入し、必要書類を添えて、通学している学校または教育委員会に提出します。申請書は各自治体の教育委員会のウェブサイトからダウンロードできることが多いです。

申請期限の確認: 各自治体によって申請期限や手続きが異なるため、具体的な期限や手続きについては、居住する自治体の教育委員会に確認することが重要です。

支給の開始: 申請が認定されると、支給は申請した月または翌月から開始されます。したがって、申請を早めに行うことが推奨されます。

遡及支給（さかのぼって支給）はできるのかというと、前述のとおり、申請を出した月からお金が支給されます。（自治体によっては申請月の翌月の場合もあり）

それより前の月に遡ってお金をもらうことは、基本的にできません。たとえば、4月から必要だったとしても、6月に申請した場合は4月・5月分は支給されません。

就学援助は毎年度ごとに手続きが必要です。去年もらっていたからといって、今年もそのまま受け取れるわけではありません。忘れずに毎年申請をしましょう。